路傍講演を再開!

 今年の9月末の「全教一斉にをいがけデー」では、28日に教会長による全国一斉の路傍講演が予定されている。私は、数年前まで駅前のバス停で路傍講演を続けていたのだが、声の出し過ぎで喉を痛めてしまい以来ぱったりと止めてしまっていた。
 今回の本部からの呼びかけは、これぞ「天の声」。これを機会に再開してみようと決心した。続けられるかどうかは自信がないが、9月28日に一日だけやっても、単なる自己満足に終わりそうなので、それだけは嫌だ。そこに至るプロセス、積み重ねる努力こそ「布教」なのではないかと思う。
 まあ、そんなわけで朝食後の12下りを済ませて、勢いつけて駅前に行く。駅前の高架広場の下、国道に面してバス発着場があるのだが、そこが私の定位置である。
天理教と白く染め抜かれた黒ハッピを着用。
大きく柏手を打ち、おもむろに拍子木を打ち鳴らし「よろづよ」奉唱。
一斉に人々が振り向く。バスの中で乗客が目を丸くする。
朝日が眩しい。けれど、とても爽快な気分になる。
御存命の教祖のお供をしているんだ、という実感が湧く。
「よろづよ」の後、バス停で待機する人々に向き直り、路傍講演。
「ご通行中の皆様、バス停でバスをお待ちの皆様、お騒がせしております。私は天理教の教会長であります。只今よりこの場をお借りして一言神様のお話をさせていただきます。お耳触りかと思いますが、どうかしばらくの間ご静聴いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。」
 こうして、私の路傍講演は始まる。
久しぶりのことで、声も小さいし、話の内容も良くないし、時々
咳き込んだりしたが、心は勇みに勇んで取り組ませていただいた。
わずか、5,6分のことだったけれど、清々しい思いで終わる。
後は、その場におられた4,5人の方にパンフレットを手渡して
教会へ戻った。さあ、明日からも頑張るぞー。