2011-11-22 坂道を上りゆく君達へ 手を千切れんばかりに振りながら、君達は坂道を駆け上る。 僕は今朝も、君達の姿が見えなくなるまで手を振り続ける。 長男が、黄色い帽子の下に不安を抱えて何度も振り返っていたのが、つい昨日のことのよう・・・。 あれから、早や12年。 今日もまた、僕は君達を見送った。 明日もまた見送るだろう。 そして、明後日も。 上りゆく君達を、眩しい思いで見つめながら、これからも、お父さんはいつだってここから手を振り続けるよ。「いってらっしゃい!!」